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脱腸は高齢者でも発症するの?
脱腸(鼠径ヘルニア)は高齢者でも発症するの?って思われがちなんですよね。意外と、脱腸は子供の病気と考えてる方も少なくないようです。でも、決して子供だけの病気ではないんです。40代から脱腸を発症される方が多いんですが、高齢者の方でも脱腸は発症するんです。脱腸の発症の理由としては、次のような事が挙げられます。
・先天的な発生過程の異常
・加齢による筋層の脆弱化
・職業的に重たいものを持ったり、立ち仕事の多い方や、サッカー選手のように瞬発的におなかに力を入れ筋肉が裂けてしまう方
等と、大別するとこの三つになるようです。
高齢者の脱腸は、二番目に挙げられてる、加齢によって腹膜などの筋が弱くなって脱腸症状が出たものと考えられます。
治療としてはヘルニアバンド等で、常に局部を圧迫して腸が脱出してこないようにしている方もいらっしゃるようですが、これは一時的に脱腸を抑えているだけなので、完治はしないんです。ですから、脱腸を治すには、原則的には手術が必要になるんです。一度断裂した筋層は、残念ながら、自然には元には戻りません。脱腸を手で押し戻して、楽になっているうちは良いのですが、万が一、元に戻らない状態、これをカントンと言うのですが、このカントンになると、強い痛みや、しまいには脱出した腸管に血が通わなくなり、しまいには腐ってしまいます。こうなると、緊急手術が必要になる場合もあって、放っておくと危険な状態になるんです。ですから、現在、脱腸が痛くなくても予防的にも手術をお勧めします。脱腸手術にしろ麻酔にしても、身体に対しダメージは少ないものですので、高齢者だからとご心配されずに、快適な日常生活を送る為にも、手術で脱腸を治す事をお勧めします。勿論、体力の問題もあるのですが・・・。脱腸、くれぐれもお大事に!
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